【雑穀の種類】アマランサスの魅力を余すところなく紹介!【幸せいっぱい】
これまで全2回にわたって疑似穀物に分類される雑穀の種類や、その魅力などを余すところなく紹介してきましたが、今回は雑穀の種類の中でも特にミネラルが豊富な「アマランサス」の魅力について、詳しく解説していきます。小さな粒にたくさんの幸せがつまっている食材です。
アステカ人の食生活を支えてきた雑穀
アステカ人の食生活を支えてきたアマランサスには、ミネラルをはじめとしたさまざまな栄養素がバランス良く含まれています。日本ではあまり馴染みのない雑穀ですが、とても調理しやすい食材なので、料理初心者の方にもおすすめです。
今回の記事では、栄養満点で見た目も鮮やかなアマランサスの魅力を余すところなく解説していきます。ちなみに、前回はキヌアの魅力について紹介させていただいたので、よかったらそちらの方も、是非ご覧になってください。
アマランサスってなに?
アマランサスの特徴をまとめると、このような感じになります。
◎海外で馴染みの深い雑穀
◎日本では主に観賞用
◎WHOからも注目されている
キヌアと同様に「スーパーフード」として注目を集めているアマランサスは、南米原産の雑穀で、環境の変化や乾燥にめっぽう強いといった特徴があります。
◆ 海外で馴染みの深い雑穀
アマランサスは、どちらかと言うと日本よりも海外で人気のある雑穀です。ただ、近年では海外セレブにも愛食されているという情報をきっかけに、日本でも認知度が上がってきています。
◆ 日本では観賞用として伝わった
もともと日本には、観賞用として伝わったと言われています。アマランサスは、夏の終わりにかけて小さな花をたくさん咲かせ始めますが、雑穀の種類の中でも特に丈夫な方で、「不老不死」という花言葉が付けられるほどです。
◆ WHOからも注目されている
アマランサスという雑穀は、WHOからも一目置かれています。とにかく栄養たっぷりで長期保存にも優れているので、「仙人の穀物」と呼ばれることもあるようです。
アマランサスの栄養と効能について
アマランサス100gあたりの栄養価を簡単にまとめてみました。アマランサスには、「鉄分・亜鉛・カルシウム・マグネシウム」といったミネラルが多く含まれていて、その含有量は雑穀の中でも群を抜いています。
◆ アマランサスの栄養と効能
アマランサスに含まれている「パントテン酸」という成分には、脂質の代謝を促進させる働きがあります。また、葉っぱには「葉酸」が多く含まれているので、コレステロールを下げる効果もあります。
アマランサスの美味しい食べ方
ここからは、アマランサスの美味しい食べ方について解説していきます。
①アマランサスを炊く時のコツ
②魚卵の代用品として使える
③おもてなし料理に最適
アマランサスには独特の香りがありますが、料理の味を邪魔することはまずないです。また、色々な食材とも合わせやすい雑穀なので、よかったら料理作りの参考にしてください。
◆ アマランサスを炊く時のポイント
アマランサスを炊く時は、水で洗ってからお鍋で「水分がなくなるまで煮立てる」のがポイントですが、粒がとても小さいので網目の細かいザルなどを使って洗うのがおすすめです。あと、煮立てている時に塩を少量加えると、美味しさがアップします。
◆ 魚卵の代用品として使うのがおすすめ
アマランサスという雑穀には、魚卵によく似た食感と味わいがあるので、僕の場合はパスタを作る時に使うことが多いです。また、スープ料理とも相性抜群で、プチプチ食感がちょっとしたアクセントになります。
◆ 簡単なおもてなし料理にぴったり
アマランサスはとても調理しやすい食材なので、カナッペなどの簡単なおもてなし料理にもぴったりです。あと、サラダに和えても美味しいので、ドレッシング作りにも一役買います。
アマランサスを使う時の注意点
ここまで、アマランサスの魅力や美味しい食べ方などについて紹介してきましたが、最後にアマランサスを使う時の注意点を簡単に解説して、今回の記事を終わりにしようと思います。
◆ サポニンが多く含まれている
アマランサスとキヌアには、「サポニン」という成分が含まれています。肥満予防に効果がある反面、摂取しすぎると胃の内壁を傷つけてしまうこともあるので、食べ過ぎには注意しましょう。
◆ トッピングとして使うようにしましょう
アマランサスは雑穀の中でもカロリーが高めで、消化不良になりやすいところがあるので、胃が弱っている時に食べると、お腹を下すような症状を引き起こすこともあります。なので、主食ではなく料理のトッピングとして使うのがおすすめです。
プチプチ食感がたまらない食材です
今回は、アマランサスの魅力を余すところなく解説してきました。栄養豊富なうえにプチプチ食感がたまらないアマランサスは、料理のバリエーションを増やしたい方にもおすすめの食材なので、機会があれば料理レシピも紹介していこうと思っています。
次の記事からは、豆類に属する雑穀の種類や魅力などについて解説していきます。最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。