【雑穀の種類】ごま油の魅力を余すところなく紹介!【幸せいっぱい】
前回は、油糧種子に分類される「なたね油」の魅力を紹介させていただきましたが、今回の記事では、僕も雑穀料理を作る時によく使っている「ごま油」の魅力などについて、詳しく解説していきます。雑穀の種類を紹介するシリーズも今回で最後です。是非ご覧になってください。
何と合わせても美味しい万能油
何と合わせても美味しいごま油は、雑穀料理を作る時にも大活躍する植物油のひとつです。また、ごま油の持つ風味豊かな香りは、普段の食事をより一層素晴らしいものにしてくれます。
今回の記事では、健康や美容にも効果がある「ごま油」の魅力について解説していきます。ちなみに、前回は「なたね油」の魅力などを詳しく紹介させていただいたので、よかったらそちらの方も、是非参考にしてください。
ごま油ってなに?
ごま油の特徴をまとめると、このような感じになります。
◎高い安定性と抗酸化力を持つ油
◎食用以外でも使える
◎太白ごま油との違い
日本でも馴染みの深いごま油には、知られていない魅力がまだたくさんあります。特に国産のごま油は、健康や美容にも絶大な効果があるので、そのあたりの内容についても深掘りしていきます。
◆ 高い安定性と抗酸化力を持った油
ごま油に含まれている「セサミン」や「セサモリン」といった成分には高い抗酸化作用があるので、老化などの原因となる「体内の活性酸素」を増やしにくくする働きがあります。
◆ 食用以外でも大活躍
保湿作用にも優れているごま油は、石けんやボディマッサージのオイルとしてもよく使われています。また、以前は灯油の代わりとしても重宝されていたようです。ちなみに、のちほど紹介する「太白ごま油」は、口臭予防にも一役買うと言われています。
◆ 通常のごま油と太白ごま油の違い
通常のごま油は、種子を焙煎してからオイルを抽出しますが、太白ごま油は生の種子を絞って油脂を採取していきます。また、太白ごま油には独特の風味やクセが少ないので、さまざまな料理で幅広く使うことができます。
ごま油の栄養と効能について
ごま油100gあたりの栄養価を簡単にまとめてみました。
◆ ごま油の栄養と効能
ごま油に含まれている「αリノレン酸やオイレン酸」という成分には、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあると言われています。ただ、圧搾法で抽出したごま油以外は、それらの効果があまり期待できないので注意してください。
ごま油の美味しい食べ方
①加熱調理が王道
②和食には太白ごま油がぴったり
③なたね油と混ぜてもOK
ここからは、ごま油の美味しい食べ方について解説していきます。
◆ 加熱調理が王道
生食でもOKですが、僕の場合は炒め物や揚げ物などの料理作りで使うことが多いと思います。ちなみに、オリーブオイルの代わりにごま油を使ってドレッシングを作ることもできるので、正直言って、かなり万能な植物油です。
◆ 和食には太白ごま油がおすすめ
和食の料理を作る時は、普通のごま油よりも食材の美味しさを引き出しやすい太白ごま油の方がおすすめです。また、太白ごま油はクセがほとんどないので、お菓子作りの際にも大活躍します。
◆ なたね油と混ぜるのもアリ
なたね油を使う場合、ごま油を少し混ぜると美味しさがさらにアップします。個人的には「なたね油6:ごま油4」くらいの割合がちょうど良いと思いますが、自分の好みに合わせて変えていってもOKです。
ごま油を使う時の注意点
ここまで、ごま油の魅力や美味しい食べ方などについて紹介してきましたが、最後にごま油を使う時の注意点を簡単に解説して、今回の記事を終わりにしようと思います。
◆ リノール酸が含まれている
ごま油に含まれている「リノール酸」という成分には、血管の老化を防ぐ効果がある反面、多量摂取すると体内の炎症を強める恐れがあると言われています。また、「ごまアレルギー」という過敏症を引き起こす原因になることもあります。
風味豊かな香りが楽しめます
今回は、ごま油の魅力を余すところなく解説してきました。通常の植物油に比べるとやや値が張りますが、風味豊かな香りは雑穀料理のアクセントにぴったりなので、この記事を通じて、雑穀やごま油の素晴らしさが少しでも伝われば嬉しいです。
次回からは、雑穀料理のレシピを中心に記事を書いていきます。最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。