【株式投資】今は妙味がないので、勉強に時間を費やしましょう【バブル終了】
株式投資バブルは、すでに過ぎ去ってしまいました。また、アベノミクスで溜まったツケはいつか国民に回ってくるので、今は株式投資の勉強に時間を使いましょう。そこで今回は、金融市場がヤバい状況にある理由や、次の収益機会を逃さないための勉強方法について解説していきます。
株式投資バブルは、すでに過ぎ去りました
投資関連の記事投稿は、約2週間ぶりとなります。現在、僕は中長期目線で2銘柄ほど株式を保有していますが、軟調な相場展開の影響を受けて、着実に含み損が拡大しています。これ以上の株価下落が続くようであれば、ポジション調整も検討しなければいけません。
陰りが見え始めているアメリカの住宅需要を見ていると、リーマンショックの頃を思い出します。あの時は、オーバーローン→ファンドや住宅ローン関連会社の破綻→世界同時株安という流れでした。もし、同じような道を辿るとしたら、金融市場の先行きはかなり不透明だと思います。
— Teckle (@Teckle_tempota) May 9, 2019
陰りが見え始めているアメリカの住宅需要を見ていると、世界市場に大きなインパクトを与えた「リーマンショック」を思い出します。あの頃は、オーバーローン→ファンドや住宅ローン関連会社の破綻→世界同時株安という流れでした。もし、同じような道を辿るとしたら、保有している銘柄を全て現金化した方が良いと思っています。
今回の記事では、株式の新規買いを控えた方が良い理由や、次の収益機会に備える方法について書いているので、株式投資に興味がある方は、是非ご覧になってください。
書き入れ時ではない現状にある理由
結論から先に言います。株式投資バブルは、すでに過ぎ去りました。なので、今から株式投資を始めても、妙味はありません。また、その主な理由としては、以下の3点になります。
◎日銀介入の臨界点突破
◎アメリカの住宅需要に陰りが出ている
◎過去の暴落パターンに酷似している
これらの理由は、あくまでも中長期的な視点での話です。デイトレなどの短期売買を行っている方にとっては、あまり参考にならないかもしれません。なので、中長期投資家の見識のひとつとして、ざっくりと目を通していただければ嬉しいです。
◆ 株価下支えの要である日銀介入の限界
2012年末から実施されたアベノミクス政策では、「デフレ脱却」と「富の拡大」を目標に、金融市場へのテコ入れが行われてきました。その結果、日経平均株価はバブル後の最高値を更新しましたが、その恩恵を実感できている人は、ほんの一部に過ぎません。
僕が特にヤバいと感じているのは、日銀介入の金額です。日銀はこれまでに年間80兆円というペースで、国債の買いオペを行っています。しかも、このとんでもないツケは、いつか国民に回ってくるんです。考えただけでも、ぞっとします。
◆ アメリカの住宅需要に陰りが出ている
日本の株式市場は、アメリカの影響をもろに受けます。また、アメリカの住宅需要は、景気動向に先行することが多いです。つまり、「アメリカの住宅需要が天井を打つ=世界同時不況が近い」という予測を立てることができます。
◆ 過去の暴落パターンと酷似している
記事の冒頭でも述べましたが、リーマンショックはアメリカの住宅需要の頭打ちから始まりました。また、2007年の「サブプライムローン問題」においても、オーバーローンが引き金となって世界同時株安が起きました。人間は、同じ過ちを何度も繰り返す生き物なんです。
次の収益機会に備える具体的な方法
株式投資で生き残るためには、稼ぐノウハウ以上に「防御力」の高さが重要になってきます。特に、今のような相場環境では、どれだけ自分の資金を確保できるかによって、今後の株式投資人生にも大きな影響を与えます。なので、ここからは次の収益機会に備える具体的な方法について解説していきます。
方法①保有株の現金化
方法②市場動向を毎日記録する
方法③過去の経済状況や株価の値動きを勉強する
上記の3つの方法を守ることで、株式投資における防御力は格段にアップします。今はとにかく、相場妙味がありません。勉強に時間を費やしましょう。
◆ 保有株の現金化
大原則です。相場の先行きが不透明な時は、保有株を全て現金化してリスクを取らないようにしましょう。この方法を守るだけで、株式投資の生存率はかなり上がります。
◆ 今後の市場動向を毎日記録する
僕の経験上、株式投資の勉強は「波乱の幕開け」や「下落相場」の時に集中することで、より多くの情報や知識を得ることができます。また、金融市場の動向や各銘柄の値動きを毎日記録すると、勉強の質がさらにアップするのでおすすめです。
記録の仕方は、大まかでもOKです。例えば、「今日は先物主導の展開で、特に時価総額の高い銘柄が大きく売られていた」とか「資金の流れが出遅れ銘柄や新興市場銘柄に回っていたが、大型株は為替動向の影響を受けやすい環境になっている」という感じです。あと、日経平均株価やNYダウなどの株価指数も、毎日記録した方が良いです。
◆ 過去の経済状況や株価の値動きを勉強する
今までの経済状況や株価の値動きを勉強して、過去の暴落パターンを知っておくのもかなり重要なポイントです。特に、株価チャートを見ていると、「暴落から反発に転じるタイミング」や「総悲観ムードが終わる局面」などのパターンを見つけることができるので、多くの時間を株式投資の勉強に費やして、いくつかのパターンを頭に叩き込んでおきましょう。
今の相場環境でも稼いでる人はいます
◎今でも稼ぎ続けている人=控えめに言って天才
◎さまざまな誘惑に負けない強い心を持ちましょう
正直言って、今の相場環境で稼ぎ続けるのは至難の業です。その反面、今でもかなりの利益を上げている投資家はいます。でも、ほんの一握りです。
◆ 今の地合いで稼ぎ続けている人は、天才です
僕は、長い間株式投資をしていますが、稼げなかった時期もかなり長いです。つまり、凡人です。安定的な利益が出るようになった今では笑い話ですが、過去には株式投資ができないレベルにまで、資金が減ったこともあります。なので、どんな地合いでも株式投資で稼ぎ続けている人は、控えめに言って天才です。
◆ さまざまな誘惑に負けないようにしましょう
ツイッターや株式投資関連のサイトを見ていると、「数ヶ月で荒稼ぎ!」とか「この銘柄は絶対上がる!」なんて内容をよく目にします。良い結果を出せていない人や、勉強中の人にとっては、かなり強烈な誘惑です。でも、そこで成功を焦るあまり、無茶な投資をするのはご法度です。強い自制心を保って、機が熟すのを待ちましょう。
勝ち逃げに徹することも成功の秘訣
今回は、今の市場動向が投資妙味に欠ける理由や、次の収益機会に備える方法について解説してきました。株式投資で生き残るためには、日々の勉強を怠らないことや、ディフェンス能力を高めることが、かなり重要になってきます。また、勇敢に立ち向かうことなく、勝ち逃げに徹する姿勢も、株式投資で成功する秘訣です。
僕自身も、まだまだ勉強しなければいけないことが、山のようにあります。なので、この記事を通じて、読者のみなさんと一緒に成長していけたら嬉しいです。最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。