【雑穀料理】うるちヒエを使った甘酒の作り方【レシピ】
前回は、キヌアという雑穀を使ったトマトスープの料理レシピを紹介させていただきましたが、今回の記事では日本人の体質と相性抜群の「うるちヒエ」を使った甘酒の作り方を紹介します。とても万能な甘酒なので、雑穀料理に興味のある方は是非参考にしてください。
甘さの調節は自由自在です
脂肪燃焼や冷え性予防の効果があるうるちヒエは、ダイエット中の方にもおすすめの雑穀です。また、クリーム系の料理や白身魚の代用品としても大活躍するので、手軽に雑穀料理のバリエーションを増やすことができます。
今回は、ミルキーな香りと味わいが魅力の「うるちヒエ」を使った甘酒レシピを紹介していきます。ちなみに、以前の記事では「しんじょ椀の作り方」を紹介させていただいたので、よかったらそちらの方も是非ご覧になってください。
具材と分量
うるちヒエを使った甘酒の具材や分量をまとめると、このような感じになります。
具材と分量
◎うるちヒエ 150g
◎米こうじ 200g
◎塩 小さじ1/4
◎水 800cc
雑穀甘酒は、たった3つの材料で簡単に作ることができます。また、米こうじを発酵させる時間によって甘さがかなり変わってくるので、そのあたりの内容についても、順を追って紹介していきます。
レシピ①うるちヒエを炊く
水で洗ったうるちヒエ150gと水600ccをお鍋に入れて、中火で沸騰するまで茹でます。この時に塩を入れると、甘酒の甘みが引き立つのでおすすめです。また、うるちヒエの粒はとても小さいので、水で洗う時は網目の細かいザルなどを使うようにしましょう。
沸騰したら弱火にして、かき混ぜながら20分ほど煮立てます。非常に焦げ付きやすいので、お鍋から目を離さないように注意しましょう。
水分がなくなって鍋底が見えてきたら、火を止めて蓋をしながら10分ほど蒸らします。
レシピ②米こうじを混ぜる
米こうじの菌は「60度」を超えると死滅してしまうので、炊いたうるちヒエをよくかき混ぜて温度を下げてから、お鍋に水200ccと米こうじ200gを入れるようにしましょう。
うるちヒエと米こうじを混ぜ合わせたら、お鍋に蓋をしてバスタオルなどで包みます。夏場は3~4時間で甘くなってきますが、しっかりとした甘みを楽しみたい場合は、半日ほど発酵させておきましょう。
レシピ③発酵させたら完成!
自分好みの甘さになったら、うるちヒエを使った雑穀甘酒の完成です。
今回は果物に雑穀甘酒をかけて食べましたが、豆乳や抹茶などに混ぜても美味しいので、是非お試しください。
雑穀料理のちょっとした豆知識
今回はうるちヒエを使いましたが、キビやアワでも甘酒を作ることができます。また、砂糖を加えなくても十分に甘みを楽しめるので、スイーツを作る時にも大活躍する一品です。機会があったら、雑穀甘酒を使ったスイーツのレシピも紹介していこうと思います。