【雑穀料理】うるちヒエを使ったしんじょ椀の作り方【レシピ】

f:id:tempota:20190621180846j:plain

前回は、もちキビという雑穀を使ったアイスクリームの料理レシピを紹介させていただきましたが、今回の記事ではミルキーでコクのある味わいが魅力的な「うるちヒエ」を使ったしんじょ椀の作り方を紹介していきます。雑穀料理に興味のある方は、是非参考にしてください。

 

 

上品な味わいに仕上がりました

f:id:tempota:20190621180838j:plain

 

お魚の代用品として使うことができるうるちヒエは、白身魚や海老などのすり身を使う「しんじょ椀」というお吸い物を作る時にも大活躍する雑穀です。また、今回は最低限の食材のみで作ったので、料理初心者の方にも手軽かつ上品に仕上げることができます。

 

ちなみに、前回の記事では「もちキビを使ったアイスクリームの作り方」を紹介させていただいたので、よかったらそちらの方もご覧になってください。

 

www.tempotablog.work

 

具材と分量

f:id:tempota:20190621180804j:plain

 

うるちヒエを使ったしんじょ椀の具材や分量をまとめると、このような感じになります。

 

具材と分量(1人前)

◎うるちヒエ 40~50g

◎塩 少々

◎おろし生姜 少々

◎しょうゆ 少々

◎小麦粉 少々

◎ごま油 適量

◎出汁 100cc

◎葛粉(とろみ) 適量

◎にんじん(飾り付け) 少々

 

今回、出汁作りには「かつおぶし」と「昆布」を使いました。あと、具材の分量はあくまでも目安なので、自分の好みに合わせて変えていってもOKです。

 

レシピ①具材の下ごしらえ

 

まずは、具材の下ごしらえをします。

 

工程①うるちヒエを炊く

工程②うるちヒエに下味をつける

工程③しんじょの形を整える

 

栄養バランスに優れているうるちヒエは、健康的な体づくりにもってこいの雑穀です。また、食物アレルギーになりにくいという大きな魅力もあるので、お子様にもおすすめの食材です。

 

うるちヒエを炊く

f:id:tempota:20190621180811j:plain

 

うるちヒエを炊く時は、「ゆっくりと全体に火を通す」のがポイントです。あと、煮立てた後に10分ほど蒸らしておくことで、ふんわりとした仕上がりになります。

 

うるちヒエに下味をつける

f:id:tempota:20190621180820j:plain

 

炊いたうるちヒエをボウルに移したら、「しょうゆ・おろし生姜・塩」を入れて下味をつけます。また、その後に小麦粉を少しずつ加えながら、粘り気が出てくるまで具材をこねていきます。

 

 しんじょの形を整える

 

しんじょの形にする時は、具材をラップで「茶巾絞り」のように包みながら形を整えるのがおすすめです。ちなみに、ラップを使わない場合は、少量のごま油を手になじませておくと、上手に形を整えることができます。

 

  

レシピ②焼きしんじょを作る

f:id:tempota:20190621180827j:plain

 

フライパンにごま油をなじませたら、しんじょの表面に軽く焼き色がつくまで中火で焼いていきます。通常のしんじょ椀は具材を蒸すパターンが多いですが、今回は「カリふわ食感」がクセになる焼きしんじょを作ってみました。

 

レシピ③出汁にとろみをつける

f:id:tempota:20190621180907j:plain

 

焼きしんじょをお椀によそって、とろみをつけた出汁をかけたら完成です。とろみをつける時は、温めた出汁の中に水溶き葛粉を少しずつ入れ混ぜて、自分好みのとろみ具合にしていきましょう。ちなみに、葛粉は水の量が少ないほど固まりやすくなります。

 

雑穀料理のちょっとした豆知識

f:id:tempota:20190621180855j:plain

今回は吉野本葛を使って出汁にとろみをつけましたが、片栗粉を使うのもアリです。ただ、葛粉には整腸作用や体を温める効果があるので、僕の場合は片栗粉よりも葛粉を使う方が多いです。あと、今回の具材にパン粉をつければ、コロッケを作ることもできます。

 

次回は、雑穀を使った中華料理のレシピを紹介しようと思っています。最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。