【雑穀料理】もちアワを使ったグリーンカレーの作り方【レシピ】
前回は、高キビという雑穀を使ったハンバーグの料理レシピを紹介させていただきましたが、今回の記事ではコクのある味わいが魅力の「もちアワ」を使ったグリーンカレーの作り方を紹介していきます。ヘルシーかつ栄養満点なので、雑穀料理に興味のある方は是非参考にしてください。
雑穀カレーで今年の夏を乗り切ろう!
無類のカレー好きでもある僕は、これまでに雑穀を使って色々なカレーを作ってきました。特に、もちアワを使ったグリーンカレーは、五本の指に入るくらい大好きな雑穀料理なので、今回の記事を通じて、その魅力がたくさんの人に伝われば嬉しいです。
ちなみに、前回の記事では「高キビを使ったハンバーグの作り方」を紹介させていただいたので、よかったらそちらの方もご覧になってください。
具材と分量
もちアワを使ったグリーンカレーの具材や分量をまとめると、このような感じになります。
具材と分量(1人前)
◎もちアワ 1/4カップ
◎パプリカ(赤・黄) 1/2個
◎ピーマン 1/2個
◎ほうれん草 1束
◎玉ねぎ 1/2個
◎ココナッツミルク 100cc
◎しょうが 大さじ1
◎一味唐辛子 適量
◎米味噌(隠し味) 少々
◎ごま油 適量
◎レモン汁 少々
◎塩 少々
◎水 400cc
◎白米 150g
「ほうれん草・玉ねぎ・しょうが」は、グリーンカレーのペースト作りで使いました。あと、具材の分量はあくまでも目安なので、自分の好みに合わせて変えていってもOKです。
レシピ①具材の下ごしらえ
まずは、具材の下ごしらえをします。
工程①もちアワを炊く
工程②具材を適当な大きさに切る
工程③ペーストを作る
チーズのようなとろみとコクのある味わいが魅力の「もちアワ」は、洋食と相性抜群の雑穀です。また、カレーにとろみをつける時は「小麦粉」を使うことがありますが、僕が作る雑穀カレーでは小麦粉を一切使わないので、食物アレルギーを持つ方も安心して食べることができます。
◆ もちアワを炊いておく
もちアワを煮る時は、よくかき混ぜながらゆっくりと煮るようにしてください。そうすると、水分がなくなってとろみが出てきます。あと、塩を足しながら煮立てていくと、チーズのような食感になるのでおすすめです。
◆ 具材を食べやすい大きさに切る
グリーンカレーに使う具材を、食べやすい大きさに切っていきます。今回、玉ねぎはみじん切りにして、しょうがは「すりおろし」にしました。
◆ 緑のペーストを作る
ミキサーに「ほうれん草・玉ねぎ・しょうが」を入れたら、水400ccも混ぜてペースト状にしていきます。また、その時に「一味唐辛子・レモン汁・塩」を加えながら味もととのえていきますが、辛味や酸味を強くしたい場合は、「ちょっと入れすぎたかな?」と思うくらいが、ちょうど良いです。
レシピ②コトコト煮込む
下ごしらえのあとは、具材とペーストを混ぜて、コトコト煮込んでいきます。
◎最初に具材を炒める
◎緑のペーストを入れる
◎味をととのえていく
もちアワという雑穀を使ったグリーンカレーは、余分な油を使わなくても旨味やコクが出るので、カロリーを気にすることなく本格的な味を楽しむことができます。
◆ まずは具材を炒める
お鍋にごま油を敷いたら、食べやすい大きさに切っておいた具材を炒めていきます。食感を残したい時は、軽く炒めるだけでもOKです。
◆ 緑のペーストを入れる
具材にほんのり焼き色がついたら、緑のペーストを入れてゆっくりと煮込みます。強火で煮込むと鍋底が焦げてしまうので、かき混ぜながら中火でコトコト煮込むのがポイントです。
◆ 煮込みながら味をととのえていく
ペーストの味が薄いと感じる時は、一味唐辛子やレモン汁を足して、味をととのえていきます。また、隠し味として「米味噌」を入れると、さらにコクがアップします。
レシピ③最後の仕上げ
最後に、もちアワとココナッツミルクを入れたら、ヘルシーかつ本場の味が楽しめる「雑穀グリーンカレー」の完成です。
◆ 炊いたもちアワを入れる
もちアワを入れると、ペーストにとろみが出てきます。また、玉ねぎの甘みがさらに引き立つので、正直言って、ココナッツミルクを入れなくても十分に美味しいです。
◆ ココナッツミルクを入れて温め直す
ココナッツミルク(100cc)を入れると、辛味や酸味にまろやかさが加わります。ただ、ココナッツミルクはとても酸化しやすい食材なので、余ったらしっかりと密封して冷凍庫に保存するようにしましょう。
◆ 食欲をそそる雑穀カレーの完成!
綺麗に盛り付けたら、食欲そそる雑穀グリーンカレーの完成です。もちアワを使えば、家庭でも手軽に美味しいグリーンカレーを作ることができるので、お子様にも喜んでいただける一品だと思います。
雑穀料理のちょっとした豆知識
今回は、隠し味として「米味噌」を使いましたが、「白だし」を使うのもアリです。また、白米の代わりに押し麦を使えば、さらに栄養満点なグリーンカレーになります。ちなみに、ひき肉のような食感がクセになる「高キビ」を使うと、キーマカレーも作ることができます。
次回は、ヒエという雑穀を使った和食料理のレシピを紹介しようと思います。最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。