【経験談】本を自炊して電子書籍化するのはやめましょう【お金と時間の無駄】

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一時期ブームになった本の自炊ですが、今ではすっかり閑古鳥が鳴いています。僕自身も流行りに乗って、持っている本の電子書籍化を始めましたが、長続きはしませんでした。そこで今回は、本を自炊して電子書籍化する場合のメリットやデメリットについて、簡単に解説していきます。

 

 

自炊はすでにオワコンです

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世間で電子書籍が注目を浴びていた頃、紙の本をスキャナで取り込んで電子書籍化するというのが結構流行っていました。いわゆる「自炊」ってやつですが、例に漏れず、僕も片っ端から持っている本を自炊していました。ただ、とにかく手間のかかる作業だったのを覚えています。

 

①本の自炊はおすすめしない

②僕が経験した失敗エピソード

③断捨離には効果アリ

 

ハッキリ言って、本の自炊はオワコンですが、メリットが全くないわけではありません。なので、今回の記事では上記の3点について解説していきます。紙の本を電子書籍化しようと思っている方は、是非参考にしてください。

 

本の自炊をおすすめしないワケ

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本の自炊をおすすめしない理由は、以下の2点になります。

 

理由①機材コストが結構かかる

理由②電子書籍化までに時間がかかる

 

本の自炊は、とにかくお金と時間がかかります。特に、作業慣れしていない頃は1冊の本を電子書籍化するのに、30分以上かかるケースも珍しくありません。さきほども言いましたが、ひたすら億劫になります。

 

機材コストが高い

 

本を自炊する時は、スキャナの他に「裁断機」と「OCRソフト」の2つも必要になってきます。それに、全ての機材を揃えようとすると、意外にお金がかかります。各機材の値段を簡単にまとめると、このような感じです。

 

スキャナ=だいたい3万円前後

裁断機=1~4万円ほど

OCRソフト=数千円~1万円前後(無料ソフトもある)

 

ちなみに、裁断機の場合は刃の交換もあるので、維持費も多少かかります。

 

電子書籍化までに時間がかかる

 

個人的に、これが一番のネックだと思っています。本を自炊して電子書籍化する時は、まず書籍を分解する作業から始めますが、カバーと表紙を分けたり、取り込みやすいサイズにしたり、結構やることが多いです。あと、スキャナを使う時もミスの有無を確認しながら作業するので、1冊あたり20分くらいかかります。

 

僕が実際に経験した失敗エピソード

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自分で電子書籍化をした時のエピソード

 

僕の場合は、主に小説を電子書籍にしたくて自炊を始めました。正直言って、最初は楽しかったです。ただ、10冊ほど自炊した段階で、不便に思うことがいくつかでてきました。例えば、スキャナの原稿台が少しでも汚れていると上手く取り込むことができないので、汚れがないかどうか毎回チェックしていました。

 

あと、書体によっては電子書籍化するとかなり読みづらい種類もあって、僕の経験上、明朝体で書いてある本は自炊しない方が良いと思います。

 

断捨離には一役買います

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ここまで、本の自炊をおすすめしない理由について解説してきましたが、全くメリットがないというわけではありません。

 

メリット①ミニマリストにおすすめ

メリット②利便性は高い

 

ここ数年ブームになっている「断捨離」には、一役買うことになります。なので、最後にその内容を簡単に説明して、終わりにしようと思います。

 

ミニマリストを目指している人におすすめ

 

本の自炊は、「本当に必要な物だけで豊かな暮らしをしよう!」という考えを実践しているミニマリストにおすすめです。実際、ミニマリストの中には、持っている紙の本を全て電子化して、本棚すら部屋に置かないというケースも結構あるようです。

 

利便性の高さも電子書籍化のウリ

 

電子書籍は常に本を持ち歩く必要がないうえに、自分の読みたい書籍をいつでもどこでも読むことができるので、圧倒的に利便性が高いです。あと、劣化しないという点も大きなメリットなので、本の自炊は読書の習慣がある方にとっても強い味方になります。

 

電子書籍化の長短を考えて自炊をしましょう

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今回の記事では、本を自炊するメリットやデメリットについて解説してきました。今となってはデメリットの方が少し目立ちますが、生活スタイルなどによっては、本の自炊をした方が良いケースもあるので、電子書籍化の長短を考えて自炊をしていきましょう。最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。