【初心者向け】株式投資で勝ち続けるための銘柄選び①【中長期投資】

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株式投資では、銘柄選びに費やした時間が成功に直結すると言っても過言ではありません。また、中長期投資に向いている銘柄を見つける方法には、いくつかのコツがあります。そこで今回は、株式投資で大きな失敗をしない銘柄選びについて解説していきます。

 

 

株式投資で成功する=銘柄選びのルーティン化

「地道な作業を繰り返すこと」が最速で成功する唯一の方法

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世間では「株式投資デイトレで一発逆転」といった華やかなイメージが強く、大きな成功を収めるためには、銘柄選びよりも実際の取引でスキルを磨く方が大切と思われがちです。でも、本来の株式投資は「銘柄選び」に多くの時間を費やすことがとても重要で、その作業は正直言ってかなり地味ですが、僕の経験上、「地味な作業を日々繰り返すこと」で、誰よりも早く成功に近付けると確信しています。

 

株式投資の銘柄選びは「確実性の高い宝探し」みたいなもの

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中長期投資の銘柄探しは地味な作業を繰り返すことで、勝ち続けるための一歩を踏み出すことができます。ただ、その作業に慣れてくると結構退屈になってしまうことも多いです。実際、僕の場合もそうでしたが、「毎日、成功する確率が高い宝探しをしている」と思うと、何度もやる気が湧き上がってきました。なので、日々の銘柄選びを楽しむ心構えを身に付けておくことも非常に重要だと思います。

 

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ランキングから銘柄を探す

チェックする市場とランキングの種類

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通常の中長期投資では、主に四季報を使って銘柄を探していくことが一般的です。しかし、僕の株式投資デビューはデイトレなどの短期売買だったので、その時代の経験を活かして、まず「値上がり率ランキング・値下がり率ランキング・出来高増加率ランキング」の3つから銘柄選びをするようにしています。あと、チェックする市場は「東証1部・東証2部・東証マザーズJASDAQ」の4市場です。

 

僕が実践している中長期投資は「動意づいた銘柄」を狙うといった特徴があります。以前は全く動きがない銘柄にも投資をしていましたが、注目度が低すぎると好業績好財務の銘柄であっても、株価にそれが反映されないといった経験を何度もしてきたので、初心者の方にもランキングを使った効率の良い銘柄選びをおすすめします。

 

何位くらいまでチェックすれば良い?

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「値上がり率ランキング」や「値下がり率ランキング」をチェックする時は、各証券会社のサイトやYahoo!ファイナンスのどちらかを使った方が良いです。ただ、ランキング下位まで目を通すとなると膨大な時間がかかるので、僕の場合は「ランキング20位」までチェックするようにしていますが、このあたりは自身の裁量で変えていっても構いません。あと、ランキングを使う時は、各市場ごとに銘柄選びをするようにしてください。

 

できれば「毎日」ランキングに目を通そう!

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株式投資で勝ち続けるためには、「毎日」銘柄選びをすることもかなり重要なポイントになってきます。忙しい時は30分だけでも良いです。とにかく「毎日」ランキングに目を通して、宝探しを怠らないようにしましょう。その小さな積み重ねが、いつか大きな花を咲かせる糧となります。

 

PERが10倍未満かつPBRが1倍未満

PERってなに?

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「PER」とは、企業の利益と株価から割安性を判断する時に使う指標のひとつで、中長期投資の銘柄探しにおいて、特に最重要かつ最優先していただきたい指標です。中長期投資では、企業価値と株価水準に大きな隔たりがある銘柄を狙うことが鉄則です。なので、どんなに財務状況などが良い場合でも、PERの数値が平均以上であれば購入対象から外すようにしてください。

 

僕の場合、PERが「10倍未満」になっている銘柄を最優先するようにしています。ただ、PERの数値が「ゼロ」や「マイナス」のものは赤字になっているケースがほとんどなので、中長期投資の対象外となります。また、PERの数値は「株価÷1株利益(EPS)」で算出できます。

 

PBRってなに?

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「PBR」とは、企業の資産から株価の割安性を見極める時に使う指標のことで、PERと同じくらい最優先していただきたい指標です。また、中長期投資で成功しやすい銘柄は「PBRが1倍未満」となる場合が多いので、その数値を目安にして銘柄選びを行っていきましょう。ちなみにPBRは「株価÷1株あたり純資産(BPS)」で計算できます。

 

PERとPBRの目安はどのくらい?

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株式投資で安定した収益を維持し続けるためには、銘柄選びの時に「PERとPBRの条件を2つとも満たしている」銘柄を見つけることが最も重要となってきます。また、先ほども解説しましたが、「PERが10倍未満、PBRが1倍未満」という目安を必ず守るようにしてください。できれば、実際に株式を購入する場面でも、この目安をクリアしているかどうかチェックしておきましょう。

 

四季報から財務状況や業績推移を判断する

四季報の読み方のおさらい

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各ランキングから一通りの銘柄選びが終わった後は、四季報を使って企業の財務状況や業績推移を見極めていく作業に入ります。また、その判断方法は以前書いた記事で解説させていただきましたが、かなりボリュームのある内容なので、今回はそれらの記事を紹介する程度に留めておきます。よろしければ、ご覧になってください。

 

四季報の読み方】

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【業績推移の見極め方】

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【財務状況の判断方法】

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財務諸表を使ってさらに細かい分析をする

財務諸表の見方について

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ここまでの作業で中長期投資の銘柄もかなり絞られてくると思いますが、投資リスクをさらに減らすために、財務諸表を使ってもう少しだけ細かい分析を行っていきます。また、財務諸表を使った銘柄選びの方法は、以前2記事に分けて解説させていただきましたが、株式投資で稼ぐためには欠かせない知識なので、今回の記事でも簡単にまとめておきます。

 

◎売上高総利益率が25%以上

売上高営業利益率が4%以上

売上高経常利益率が4%以上

売上高当期純利益率が4%以上

ROEが10%以上、ROAが5%以上

流動比率が200%以上

◎固定比率が100%以下

自己資本比率が40%以上

キャッシュフローも超重要!

 

財務諸表の見方については、下記のリンクから詳しい内容を知ることができるので、是非ご覧ください。

 

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まとめ

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株式投資で勝ち続けるための銘柄選びについて、初心者の方にも理解がしやすいように解説してきました。【初心者向け】四季報を味方につけて株式投資で稼ぐ方法①【中長期投資】という記事から数えて8つほど記事を書かせていただきましたが、次回の記事でこのシリーズは最終回となります。

 

これらの記事を通じて、初心者の方が株式投資で成功する道しるべとなれれば嬉しいです。最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。