【初心者向け】四季報を味方につけて株式投資で稼ぐ方法①【中長期投資】

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投資家の必須アイテムである四季報には、株式投資で稼ぐための情報がぎっしり詰まっています。しかし、その情報量はとても膨大なので、どこから手をつけて良いか分からない!なんてことも多いと思います。そこで今回は、株式投資で稼ぐための四季報の読み方を紹介していきます。

 

 

四季報のいろは

四季報ってなに?

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四季報とは、日本国内に上場している会社の事業内容や業績推移などの情報がまとめられている出版物のことで、中長期的な株価の動向や会社の成長力を判断する際に欠かせない存在となっています。また、REIT(不動産投資信託)やETF(上場投資信託)の情報も掲載されているので、現在でも多くの投資家の間で愛用されています。

 

四季報の発売日はいつ?

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四季報は3月・6月・9月・12月の年4回発行されており、主に上場企業の決算時期に合わせて情報が更新されるケースが一般的となっています。また、現在では書店に加えてAmazonなどの通販サイトでも買うことができるので、誰でも簡単に入手することができる情報源のひとつとなっています。

 

中長期投資には四季報が必要不可欠!

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 株式投資で稼ぐためには、さまざまな情報を分析して株価の動向を見極めていくことが必須となってきますが、投資スタイルによって各情報の優先順位を決めておくことも重要なポイントです。例えば、数ヶ月から数年の間株式を保有する場合には、ローソク足などのテクニカル分析よりも、四季報などを使ったファンダメンタル分析に力を入れた方が、儲かる可能性は格段に上がります。

 

四季報から得られる情報量は、ハッキリ言ってとても膨大です。投資家の中には、かなりの時間をかけて四季報の隅々まで目を光らせるといったケースも珍しくありません。しかし、僕の経験上、中長期投資の際に必要となる四季報の情報は、多くても70%くらいだと考えています。なので、今回は「株式投資で稼ぐ」ことを目的とした四季報の読み方を解説していこうと思います。

 

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自己資本比率が40%以上

自己資本比率とは?

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四季報の読み方をマスターして株式投資で稼ぐためには、「自己資本比率」という存在について理解しておくことがとても重要になってきます。「自己資本比率」とは、会社の健全性を判断する際に使われる指標のことで、この比率が大きいほど倒産する可能性が低くなるといった特徴があります。

 

自己資本比率の目安について

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投資関連のサイトや書籍を見ると、「自己資本比率が20%以下は要注意!」とか「30%以上あれば問題無し!」などさまざまな情報が載っていますが、個人的には、保有する期間や許容できるリスクの範囲などによって柔軟に決めていった方が良いと思います。ただ、中長期投資の場合には、自分の資産を市場にしばらく放置しておくことになるので、「40%以上」を目安にしておいた方が低リスクだと考えています。

 

有利子負債より自己資本のほうが大きい

有利子負債とは?

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自己資本比率と同じくらい大切な指標として、「有利子負債」というものがあります。「有利子負債」とは、会社が返さなければいけない負債の合計のことで、簡単に言うと「借金」です。なので、少なければ少ないほど安心して株式を保有し続けることができます。また、有利子負債がゼロというレアな会社を見つけることもあるので、その時は要チェックしておいてください。

 

自己資本とは?

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株式投資で稼ぐためには、有利子負債に加えて自己資本という存在についてもある程度把握しておくべきです。自己資本とは、会社の総資産から総負債を差し引いた金額のことで、この金額が大きい会社を見つけた場合には「多少借金が増えても余裕で乗り切れそう…強い!」という感じで捉えておいてください。

 

有利子負債と自己資本の読み方

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有利子負債と自己資本の大きさは、中長期投資の銘柄探しにとても役立ちます。僕の経験上、「自己資本より有利子負債の方が大きい会社には手を出すな」という鉄則を守ることが、株式投資で稼ぐコツのひとつだと思っています。なので、投資対象の銘柄を決める際には、有利子負債より自己資本の方が大きい会社を選びましょう。

 

有利子負債が利益剰余金の4倍未満

利益剰余金とは?

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中長期投資の銘柄を探す場合には、その会社がお金持ちかどうかを判断することも重要です。なので、四季報から会社のお金持ち度合いを調べる時は「利益剰余金」という指標の活用をおすすめします。また、利益剰余金の見方を知ることで、会社がどれくらい現金を貯蓄しているのか見極めることができます。

 

有利子負債と利益剰余金の読み方

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中長期投資では、大局的な視野で会社の成長力や企業価値を判断していく必要があります。そのため、たくさんの現金を貯めている会社があったとしても、それ以上の借金がある場合には、貯金を切り崩していかなければならない状況が起きやすくなるため、「有利子負債の金額が利益剰余金の4倍未満」となっている会社を選ぶこともかなり重要となってきます。

 

高シェア事業がある

高シェア事業とは?

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会社の株価や業績などは、経済状況が一変すると軒並み下方の一途を辿るといったケースも少なくありません。また、景気が良い時にはほとんどの会社で財務状況が改善されるため、景気が下落傾向にある場合でも安定した経営状況が維持できる会社を見つけることが株式投資で稼ぐためには必要不可欠となってきます。

 

どんな経済状況の場合でも周りに左右されることなく安定した業績推移を保つことができる会社の共通点として、「高シェア事業がある」というポイントが挙げられます。高シェアとは、ある市場の中でその会社が占めている割合のことで、「この分野においてはどこにも負けない!」といった強みだと思ってください。

 

高シェア事業を持つ会社の特徴

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高シェア事業を持っている会社は、さまざまな分野に事業展開をしていないケースが非常に多いです。また、会社の規模に関わらず、長年ひとつの事業を行い続けているといった特徴もあります。さらに付け加えると、これらの特徴を持った会社は、「上場している企業の中でも、地味な事業を行っている小規模な会社」に多く見られるといった傾向があります。

 

四季報から高シェア事業の有無を判断するには?

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四季報から高シェア事業を持っているかどうかを判断する場合には、基礎情報の中にある「特色」という所からある程度判断することができます。ただ、詳しい情報は書かれていないので、「もっと的確な判断をして、株式投資で稼ぐんだ!」という場合には、会社のWEBサイトを参考にした方が良いと思います。

 

まとめ

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四季報の読み方をマスターして株式投資で稼ぐ方法について紹介してきました。僕は、ライティングの仕事を始めるずっと前から株式投資をやっていて、今までにデイトレスイングトレードなどさまざまな投資スタイルを経験してきました。そこで成功や失敗を数多く繰り返して、やっと中長期投資が自分に合っているということに気付きました。

 

今回の記事では、僕が実際に行っている方法の半分ほどしか説明できなかったので、次回の記事では株式投資で稼ぐために必須となる「四季報から財務状況や業績推移を把握する方法」について、今回と同じように初心者にも分かりやすく書いていこうと思っています。

 

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